最近では中国の「ブロマンス」というジャンルのドラマが注目を浴びるようになっています。これは「ブラザー」と「ロマンス」を掛け合わせた造語で、普通で言うBLよりも男同士の強い絆を描くことに焦点を当てた作品です。日本ではBLドラマ文化が浸透しているわけですが、中国ではまだまだ発展途上なジャンルです。BL作品を実写化するのに当たって、いかにうまくそう見えないように工夫するのが中国ブロマンス作品の特徴です。 今回は中国のBLドラマに興味を持っている方やこれからご覧になる方のために、今まで放送された人気作品の簡単なあらすじと日本での視聴方法ご紹介したいと思います。
中国のBLドラマ事情
中国では、映画やドラマ、アニメなどの作品においての同性愛描写に厳しい規制がかかっています。国の事情はそれぞれですが、ストレートなBL表現ができない分、主人公同士の友情や関係性を繊細に描いていく必要があります。そんな中で制作され、中国のブロマンス作品が話題となったきっかけを作ったのが「陳情令」という作品です。
墨香銅臭原作「魔道祖師」の実写版
「陳情令」は墨香銅臭によるかの有名な「魔道祖師」の実写版タイトルです。「魔道祖師」はアニメ化やドラマCD化されるほどの人気作ですが、実はこの実写版も中国で絶大な人気を得ています。2019年6月から配信され、全50話と長編ドラマにも関わらず、再生回数が100億をも超える大ヒットを記録しました。
快活で何ものにも縛られない自由奔放な魏無羨が無口で戒律を重んじ己にも厳しい藍忘機に出会い、そんな対照的な二人が正義のために力を合わせて戦っていく物語。原作ファンの方でも小説やアニメと違う楽しみ方ができる作品です。
「陳情令」の視聴方法ですが、U-NEXTやFODなどの動画サイトで配信されています。さらにWOWOWにて吹き替え版が放送中なので、気になる方はぜひお見逃しなく。
これから実写化される「天官賜福」
こちらも同じく墨香銅臭原作の作品で、12話のアニメ化がされている作品です。17歳の若さで天界の武神となった仙楽国の太子・謝憐ですが、自らの行動が原因で二度も天界を追放されてしまう。信徒を獲得しようと下界で奮闘する謝憐はある日三郎と名乗る少年と出会うことになる。これからどんな物語が繰り広げられるのか、世界観を聞いただけで観たくなっちゃいますね。
2022年の7月に日本語版小説が発売され、タイトルは異なるようですが実写ドラマ化も決まっています。陳情令と同じくU-NEXTやAmazon Primeにて配信中なので、実写版の予習にぜひチェックしてみてください。
Priest原作「鎮魂」
再生回数36億回を突破し、中国の大手SNSにて「2018年度ドラマ大賞」にて「人気ドラマNo.1」を獲得した画期的な作品「鎮魂」。原作は人気BL小説作家Priest氏の同名“耽美”小説。小説では本格BLとして描かれた二人の関係をドラマではブロマンスとして描き切り、より一層視聴者の想像力をかきたてるストーリーとして生まれ変わったのです。
ミステリアスな生物工学科教授と陽気な特殊事件調査官のコンビが怪奇事件を捜査していくというとても興味を引き立てられるメインストーリー。笑あり、涙ありの本格サスペンス。BL以外にもいろんな要素を求める方必見の作品です。
「鎮魂」は、U-NEXTや楽天TVにて絶賛配信中です。
中国のBLドラマをダウンロードするには
中国で最も人気なBL原作・ドラマを3作品ご紹介してきましたが、日本語字幕付きで視聴できる作品はまだまだ少なく、配信プラットフォームもこれから増えていく現状です。中国のドラマは長編作品が多いので、DVDコレクションを購入するのも一つの選択肢ですが、やはりパソコンに保存してゆっくり鑑賞したいものですね。
ここで皆さんに多様なサイトから動画をダウンロードできるソフトをご紹介します。
ワンクリックで中国のBLドラマをダウンロードできるBBFly
こちらのBBFlyは内蔵ブラウザで視聴しながらのダウンロードを実現できる便利なダウンロードツールです。
上述のWOWOW、U-NEXTやAmazon Primeだけではなく、200以上の動画配信サービスを対応しています。
簡単に利用手順をご説明すると、
まずは公式サイトからソフトをインストールし、起動します。
ホームページにいくつかの動画配信サービスのアイコンが表示されるので、クリックしてご利用するサイトへアクセス。
ログインを済ませて、視聴したい動画を開きます。
そしたらダウンロードが自動的に開始されるので、設定画面で字幕や画質などを選びます。
大量の動画も一括管理できるので、待ち時間もうだいぶ短縮されるわけです。
前文でご紹介した有料配信サイトやYouTube,bilibiliなどの一般サイトにすべて対応しているので、ぜひBBFlyを活用して、お好きな中国BLドラマを思う存分に楽しんでください。