皆さんは、スマホカメラについている「HDR」機能を使ったことはありますでしょうか？一見難しい専門用語ですが、そもそもHDRの意味とは？カメラをもっと使いこなしたい、写真の技術について知りたい、こういった質問をお持ちの方にHDRの意味や使い方、効果について詳しく説明していきます。スマホをお持ちの皆さんに質問です。スマホのカメラ機能を使いの際、「HDR」という単語を目にしたことはありますか？「HD」は高画質を表す用語なのでなんとなく分かるが、そういえばHDRの意味を知らずに使ってたな、なんというような方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事ではHDRの意味、用途やSDRとの違い、効果等について詳しく説明していきますので、カメラ機能を今以上に使いこなしたい方はぜひチェックしてみてください。
HDRとは？
そもそもHDRとは何の略でしょうか？
実は「High Dynamic Range」の略で、これは「ハイダイナミックレンジ合成機能」といって、明るさの違う複数枚の画像を合成し、より自然な明るさの画像を作ってくれる機能のことです。そうすることによって逆光や暗所でもキレイな写真が撮れるようになります。
それに対してSDRとは、「スタンダードダイナミックレンジ」のことで、HDRに比べて表現できる明るさの幅が狭くなります。平たく言えば写真においての明るさの表現力のレベルが異なるわけです。
HDRの効果
写真は暗い場所よりも明るい場所で撮った方がキレイに撮れるというのは常識ですが、実は明るすぎても問題が起こります。例えば日差しが強い場所で写真を撮ったとします。
この場合、空などの明るい場所は白くなりすぎたりします。このことを専門用語で「白飛び」といいます。逆に影の部分は「黒つぶれ」という現象が起こり、よく見えなくなってしまいます。
しかしHDRを使えば、画面の明暗差をうまく調整してくれて、明るさと暗さを両方抑えてくれるわけです。
iPhoneカメラのHDR機能をONにする方法
ここではiPhoneを例にしますが、実はiPhone8以降の機種であれば、HDR機能は自動的にONになっています。「設定」→「カメラ」を開けば確認することができます。
iPhone7より前の機種は、カメラの画面の上部にあるメニューより選択することができます。
カメラとテレビにおいてのHDRの違い
実は一般家庭に欠かせないテレビでもHDRの機能が付いています。しかしテレビは写真と違って、静止画面ではないので、テレビでいうところのHDRとは、ディスク、動画配信や放送で採用されている映像フォーマットを指します。従来の映像より豊富な輝度情報を持つ映像ストリームを再生するためのもので、規格としては「HDR10」や「HLG」などがあり、表示するためには対応ハードウェアが必要です。
つまりテレビ自体がHDR非対応の場合は外付けのビデオプレイヤーが必要となります。
4K放送のHDR方式
現在では珍しくない4K放送はPCやゲーム機等と違って、「HLG」の方式が採用されています。HLGはSDRとHDRの互換性のある方式なので、4KテレビやPC用の4KモニターでHDR対応となっている製品は、HDR10方式には必ず対応しています。非対応の場合はSDR表記になります。
HDRで映像を楽しみたい方は、テレビをご購入の際に必ずこのj機能をチェックするようにしましょう。
パソコンでHDR映像を再生する方法
実はWindows PC に HDR ビデオ用に最適化されたディスプレイが搭載され、HDR 設定で [HDR ビデオストリーミングの再生] がオンになっている場合は、HDRビデオのストリーミングを再生できます。
すべてのディスプレイが対応しているわけではありませんが、詳しい設定方法や要件についてはWindowsのヘルプをご参照ください。
4K画質の動画をそのままダウンロード
HDR映像の対応はまだまだ普及しているわけではありませんが、動画サイトから4K画質の動画をパソコンに保存することができれば、高画質の映像を楽しむことに変わりはありません。
ここで皆さんに、100以上の動画配信サイトから映像をダウンロードできる機能に優れたダウンロードツールをご紹介します。
BBFlyダウンローダー
BBFlyダウンローダーは、動画のURLを貼り付けて、ワンクリックだけで動画をダウンロードできるパソコン用のソフトです。細かい画質や形式までをダウンロードの際に設定することができて、さらには複数の項目をまとめて管理することもできます。
家のテレビがHDR非対応でもネットから高画質の動画を簡単に保存できて、高画質で映像を楽しめるわけです。ぜひこちらのソフトを活用して、映画館並みのハイクオリティーを体験してみてください。
